住まい購入時の注意点とは?おすすめの環境や間取りを紹介!

公開日:2023/08/01

理想のマイホームを手に入れることが現実になると、自分や家族の希望を叶えることに夢中になり重要なことを見落としてしまうことがあります。住まい購入時には注意しなければならない点がいくつかあるので説明し、おすすめの環境や間取りについてもじっくり紹介しましょう。後悔しない家づくりのために、ぜひ参考にしてみてください。

住まい購入時の注意点

もともと土地を持っていてそこに家を建てるのではなく、家を建てるための土地を探すところから始めなければならない、そういう人もいるでしょう。土地を探すには家を建てたい地域の不動産会社に問い合わせたり、最近はインターネットで土地情報を調べたりすることもできます。

でも、気に入ったからと言ってすべての土地が家を建てるのに適しているとは限りません。もし希望する土地が宅地ではなく田んぼや畑といった農地なら、地盤改良工事を行う必要があります。また、土地の前面道路の幅員が狭く4メートル未満ならセットバックが必要ですが、セットバックを行うことで購入した土地の面積が狭くなることを覚えておいてください。

家を建てたい地域が雪国なら、降雪時期の除雪も考えておかなければなりません。敷地に余裕があり雪を寄せておくことができれば問題ありませんが、そうでなければ隣家やご近所とトラブルになる恐れがあります。予算に余裕があれば地下水による融雪のための設備を設けるなど、積雪時も困らないような対策をしておくのがおすすめです。

工事中は現場を見に行きましょう

注文住宅の建設中はその現場を見に行くことができるので、マメに足を運ぶのがおすすめです。自分の家が出来上がっていく過程を見るのは興味深いものですし、構造など完成してからでは目にすることができませんから、作業のじゃまにならないようにして写真を撮っておくのもいいでしょう。

建設途中で着工前に見た平面図とイメージが違うと感じ、変更をお願いしたいと思うことがあるかもしれません。そのような場合は、早めに工務店に相談し設計変更を伝えてみてください。タイミングや予算によっては変更が難しいかもしれませんが、可能な限り調整に応じてくれることもあるので、諦めずに早めに相談してみましょう。

金融機関について

住まいの購入での支払い方法は、ほとんどの場合住宅ローンを利用することになるはずです。銀行や信用金庫などの金融機関でローンを組みますが、金利や審査基準はすべての金融機関で同じではなく異なるので、どこを利用するのかは慎重に検討するようにしてください。

金利など条件が合うと思っても、審査基準によっては融資が受けられないこともあります。しかしひとつの銀行に断られたとしても、ほかの銀行では融資を受けられた、断られなかったというケースもあるものです。ひとつの銀行に断られたからといって諦めず、ほかをじっくりと探してみましょう。

住宅ローンは加入必須の保険がある

住まい購入時に住宅ローンを組む場合、団体信用生命保険という保険への加入が必須となります。団体信用生命保険に加入することで、住宅ローンの契約者が死亡したり高度障害になってしまったとき、ローンの残高を契約者に代わり保険会社が支払うもので、契約者の返済が免除となります。

「保険」ということで加入したくないと思う人もいるかもしれませんが、かなりまとまった金額を長期に渡り支払う住宅ローンを、もしものときに残された遺族が返済することは簡単なことではないでしょう。貸す側の金融機関も返済がストップすることは避けたいので、団体信用生命保険への加入を必須としているのです。

しかし、団体信用生命保険への加入は、持病があるなど健康上に問題がある場合に断られることがあります。なかには持病があっても加入できる団体信用生命保険もあるので、健康に問題があるならそのような保険を取り扱っている金融機関に相談してみてください。

おすすめの環境や間取り

日本では核家族化がすすみ、三世代同居など大人数で暮らすような家を建てることは珍しいこととなりました。昔ながらの日本家屋に見られるような間取りでは、今の時代は住みづらいと感じることも多いでしょう。これからの家づくりの参考になるような、おすすめの環境や間取りについて説明します。

将来を考えて余分に部屋を確保する

核家族なので部屋数はそれほど多くなくていい、人数分だけのコンパクトな家を計画しようとするかもしれません。しかし、建てたときは親と同居していなくても、いずれは引き取って老後の面倒をみるという可能性があるのではないでしょうか。そうなったときは施設に入居させればいいと思っても、なかなかそう簡単にはいかないものです。

必要になるかどうかはわからなくても、親のための部屋をひとつ確保しておくのはおすすめです。可能ならその部屋は階段の昇り降りがない1階にして、介護が必要になったときのことも考えた間取りにするのが望ましいでしょう。

どのような環境なのかその地域を調べておく

自分や家族がよく知っている土地ではなく、知らない土地で家を建てるならその地域の環境も調べておく必要があるでしょう。引っ越して新居で生活を始めてから、こんなはずじゃなかったと後悔しないよう、どのような環境であるかを事前に調べておくことは大切です。

また、一戸建てに住むのなら隣近所ともそれなりの付き合いをすることになります。とくに都会ではなく地方に住むのなら、近所にどのような人が住んでいるのかも把握しておいてください。

まとめ

家族の要望を取り入れた理想の住まい、家そのものは計画通りにすすんだとしても購入時にはいろいろと注意しなければならない点もあるので、浮かれてばかりはいられません。土地の問題や金融機関の問題など、ひとつひとつクリアしてこそ安心して暮らせるマイホームが手に入るのです。

また、新しく土地を購入して住まいを建てるなら、その地域の環境をチェックしておきましょう。間取りについても、今現在のライフスタイルに合わせたプランにプラス1部屋設けるのがおすすめです。将来、親との同居を見据えてのプラス1部屋ですが、もちろん自分や家族が将来使ってもいい部屋なので、ムダになることはないでしょう。

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